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2009年 06月 28日
博多滞在の2日目は観光を兼ね佐賀県の唐津まで足を伸ばしました。
福岡天神から各駅停車に乗って約70分で唐津駅に到着。 ここは言わずと知れた陶器の産地、好奇心と思いつきだけのぶらり旅です。 古い窯業地の多くがそうであるように、ここ唐津も窯元は郊外に点在しているため歩いて廻れるところはありません。 ま、自分も工房に突然観光客が来られても対応なんてできっこないのでこの点は初めからあまり期待せず。 所詮思いつきの旅、あまり過大な期待はせず駅でレンタサイクルを借りてぶらぶらといくつかの窯元(販売の方)を廻ることに。 そんな中、古い唐津や窯跡から発掘された陶片が展示されているところがありそれらを見ることができたのは収穫でした。 唐津といえば砂っ気の多い赤土に松の鉄絵と土灰釉、ワラ灰と鉄釉のたっぷり掛かった朝鮮唐津のイメージだったが古い陶片を見る限りそればかりでもなく、むしろ良く焼け締まった細かく白い土肌のものや還元が掛かって緑に発色した松灰系の灰釉の陶片などが多く興味深かった。 洋々閣という旅館で隆太窯中里隆、太亀氏の作品を見せてもらう。ここで迷いに迷ったあげく、隆氏のいわゆる南蛮手の小鉢を購入。この旅一番の宝物を抱えて帰路に着きました。
by pottery1230
| 2009-06-28 18:25
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