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2012年 05月 03日
愛媛県今治市は世界屈指の今治造船のある町です。
そして私が生まれ育った岡山県玉野市も三井造船という大きな造船所のある町。空に向かって大きなクレーンがそびえ立つ光景は、初めてながらどこか懐かしい風景でした。 ところで松山から今治に向かう国道の途中に「菊間町」という町があり、道沿いに「~焼」という窯元の看板がたくさん出ています。 ここは「器」ではなく「屋根瓦」を焼く産地なのです。 いくらかはすでに廃業している様子でしたが、産地..廃業... ひょっとしたら地元の粘土を分けてもらえるかも(浅ましい考えですいません...) ということでお店に着いた後で村瀬さんにその事を話し、厚かましくもそのうちの一軒を案内してもらえる事になりました。 木造、土壁の工場が歴史を感じさせます。 すでに営みを終えて久しいのか、中はこのような様子。 立派な窯の中には焼成後、窯出しされずに放置されている瓦がそのまま置かれていました。。 時間の経過を感じさせる瓦製造機械。油の沁みついた鉄の塊は何を想うのか。 「僕:こんな工場が近くにあったら、手を入れて仕事場にしたのになぁ」 「村瀬さん:そごうさん、移住よ。目の前は海水浴場、最高のロケーションでしょう」 「僕:えぇ!?」 などと他愛のない会話をしながら工場を見学させていただいたのでした。 最後に粘土(成形したものの、焼かずに放置された素地)を頂き、持ち帰って試しに焼いてみることにしました。 昨今の生活スタイルや産業構造の変化により、日本各地で昔ながらの地場産業が廃れていく現状がああります。 この窯元にもその影響がみられる様ですが、一方では新しい世代が色々なアイデアを出し合って地場産業を盛り上げようと頑張っておられるというお話も。 菊間瓦の再興を心からお祈りします。 菊間町窯業協同組合 本日の日記 番外編でした。
by pottery1230
| 2012-05-03 16:42
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